竜爪山九条の会 発会記念講演
2007年2月11日に『歴史を学ぶということと憲法九条』という演題で、小和田先生にご講演いただいた全内容を、文字に起こした講演録です。
講演は静岡市葵区瀬名の「瀬名公民館」で行われました。この公民館の隣には、「瀬名の郷倉」があり、講演の前に、小和田先生はじめ参加者の皆さんも見学をされました。
目次
はじめに
『功名が辻』時代考証・『風林火山』裏話
1 小さな歴史から大きな歴史へ 大きな歴史から小さな歴史へ
歴史とは何か
小さな歴史と大きな歴史
風土記の編纂と六国史の編纂
秀次事件
風土記の流れ 近世の地誌 近現代の県史・市町村史
官撰地誌と民間の研究
2 瀬名・千代田・古庄の歴史
文献上にはじめて出てくる瀬名
瀬名氏・堀越氏
今川氏・中村氏・大久保氏
家康ゆかりの伝説地 幕ヶ谷・水梨
梶原景時
瀬名川と瀬無川
千代田・古庄
谷田(やとだ)と漁業
3 歴史を学ぶとはどういうことか
歴史を学ぶ面白さ
歴史から生き方の指針をつかむ
変革を恐れない魂を培う
4 歴史を学ぶことでみえてくる「憲法九条」の重要性
戦争と歴史認識
悲惨な戦争体験が日本の「平和」を支えている
「憲法九条」を守る運動と歴史の担い手
質問と小和田先生のお答え・五井代表の発言
小和田先生のプロフィール