映画 日本国憲法
監督 ジャン・ユンカーマン
2005年制作
この映画は、憲法とは誰のためのものか、戦争の放棄を誓った前文や第9条をどう考えるのか。憲法制定の経緯や平和憲法の意義について、世界的な知の巨人たちが語った貴重なインタビュー集。
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ジョン・ダワー (1938年生、アメリカ) |
すべての戦争は自衛の名の下におこなわれていま す。 |
C・ダグラス・ラミス (1936年生、アメリカ) 沖縄在住 |
押しつけ憲法だから問題なのではありません。すべ てのいい憲法は、たいてい民衆が政府に押しつけた ものです。 |
日高六郎 (1917年生、日本) パリ在住 |
憲法"改正"問題を国内問題にしちゃだめですよ。国 際問題ですから。 |
ベアテ・シロタ・ゴードン (1923年生、アメリカ) |
平和がいちばん、今世界でいちばん大きい重要な 問題ですから、日本がそういう指導者になれば、素晴 らしいことになると思います。 |
チャルマーズ・ジョンソン (1931年生、アメリカ) |
武力行使の放棄を誓った第9条こそが、日本のアジ ア諸国に対する戦後謝罪だったのです。第9条の放 棄は謝罪を放棄することです。 |
ミシェール・キーロ (1940年生、シリア) |
自衛隊のイラク駐留は国際法違反だと思います。 |
ジョゼーフ・サマーハ (1949年生、レバノン) |
憲法については何よりもまず、日本の近隣諸国に問 うべきでしょう。 |
バン・チュンイ (1960年生、中国) |
憲法第9条はまるで、神が私たち人類に贈ってくれ た宝物のようです。 |
シン・ヘス (1950年生、韓国) |
軍隊と女性の人権蹂躙というのは密接に結びつい ています。 |
ハン・ホング (1959年生、韓国) |
韓国と日本の若い世代が、平和的な感受性を一緒 に育てていくことが大事だと思います。 |
カン・マンギル (1933年生、韓国) |
21世紀の東アジアではなぜ東アジアの人々の力 で、自分たちの平和を維持できないのだろうか。 なぜ、海の向こうの米軍がこちらにこなければ平和 が維持されないのか。 |
ノーム・チョムスキー (1928年生、アメリカ) |
もし日本がアメリカの体制に加わるなら、これは20 世紀への逆戻りどころか野蛮時代への逆戻りでしょ う。 |