著者 小林 朱実 こばやし すみ
書名『13才 私が見たもの』
中1自由研究「自衛隊はあって良いのだろうか?
「ぎごちなく生き、スマートに逝ったわが娘からのメッセージ」別冊
体裁 B5サイズ 50ページ
初版発行 2007年4月20日
編集・発行 小林 豊子
以下に発行人、小林豊子さんのあとがきを引用させていただきます。
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発行人あとがき
著者、小林朱実は、2006年6月2日急逝いたしました。28歳7ヶ月の短い一生でしたが、その生き様は、「一生懸命」の権化のような人でした。
彼女の一生の中でも、最も輝いていたであろう時期に、最も力を注いでいたことが、この中学1年から2年にかけての自由研究であったろうと思われます。
彼女の生き様の一つの証拠として、さらに、今、生きている人達へのメッセージとして、この研究文を世に出してやりたいと考え、このたび発行いたした次第です。
13歳の子供の澄んだ目で見たものはいったい何だったのか、又、何を思い、何を感じたのか?
私は、今、この日本に生きている私たちに訴えかけているものがあるように思います。単なる物故者の遺物とは考えたくはありません。私たちにとってきっと何か大切なメッセージのように思えます。
今は既にこの世を去ってしまってはいるが、間違いなく同じ時代に生きていた一人の少女の見たものを、もう一度見直してやっていただきたいと思います。
そうすることにより、私たちにとって何よりも大切なものを失うことの無いような方向に少しでも向くことができることを願ってやみません。
2007年4月20日
小林 豊子